千葉県の台風あとの停電を経験して
こんにちは!元南カリフォルニア在住、いまは外国人の旦那はんと日本の千葉県お試し住み1ヶ月ちょっとの、ごろゆる(@goroyuru_ca)です。
先日9月9日に関東地方を通過した超大型台風15号。
13年間アメリカに住んで経験したのが、数時間の停電、毎年夏に発生する山火事、熱波。だけど、わたしの地域では深刻ではなかったので、すっかり平和ボケして甘くみてた、自然災害。
停電だけで、水とガスは通ってたから、まだまだ恵まれてる方だったけど、今回思ったのは基本中の基本、
この記事では
・停電の役に立ったもの
・経験から学んだこと
・今後の災害のために準備したいもの
について紹介してきます!
目次
停電の役に立ったもの
まずは停電の役に立ったものについて
①SNS
わたしは311はアメリカにいて経験していません。
遠く離れたアメリカから安否を確認するのに、電話やメールより当時はTwitterやMixiで友人達と連絡が取れ無事が確認できました。
情報の精査をちゃんと自分でしなきゃだけど、地震とか災害が起きた時は、Twitterがニュースよりも速いね。
Twitterで回ってきた超大型台風の情報を見て、のんきにLineのグループチャットで友人達とやりとりしてたら、最大瞬間風速60mって、マジやばいやつだってことに、みんなの会話で知った。
テレビ持ってないし、このツイートに気がついてなかったらなにも準備できてなかった。
友人達は庭やベランダの飛びそうな物を室内に入れる準備、わたしは実家に停電用グッズをもらいに行けたのでした。
②ロウソク、懐中電灯
二晩真っ暗闇のサウナ状態の部屋や街で過ごしたのは、生まれて初めて。
本当に電気って大切だって思い知らされた。
24時間つくロウソクと懐中電灯、実家からもらってきといて良かった。
うちは旧式のオレンジのライトの懐中電灯だったんだけど、近所の皆さんLEDライトので、全体的に明るく照らせてたので、新しくLEDのを買おうと思った。
③ラジオ
普段インターネット生活なわがやは電気がないと、本当になんもやることがない。
近所の人達も、テレビがないから寝るしかなかったと言ってた。
なので深夜にラジオから流れてくる曲とかサンドイッチマンのラジオに助けられたー。
あと電話や携帯の電波自体が今回ダメになってたので、まったく情報が入ってこなくて不安だったけど。。。
復旧の目途、携帯の充電サービス、熱中症対策のためにエアコンが効くスペースを開放してくれる場所をラジオで流してくれてかなり助かったよ。
④氷と発泡スチロール容器
妹の彼氏が、焼酎が入ってたでかい紙パックに水を入れて会社の冷凍庫で氷を作って発泡スチロールの容器と一緒にくれた。
少しでも飲み物を冷やしたり生もの系の食料をキープすることができた。ありがとう!
夏場で予期できる災害だったら事前に紙パック氷を作っておくと良いかも。
⑤iPad、トランプ、アルバム
なんて創造力あるやつなんだ。
こんな経験するまで、時間(18時間ぐらい)をつぶすのって大変って知らなかった。
夜は長いわ寝てごまかしたくても暑くて汗だくで寝られなかったんだよね。
ちょうどiPadに数冊雑誌をダウンロードしといてよかったよ~。
トランプゲームしてても2人じゃおもしろくなくてすぐやめて、旦那はんは1人リアルソリティアをしてたよ。
そのあと暇すぎて、しりとり、背中に何の文字書いたか当てっこクイズなどしましたw
以外にも幼少期からの写真のアルバムを話しながら見返すのがいい時間だった!
停電の経験で学んだこと
①地元のセブンイレブンはすごかった
電気が来てないにも関わらず、最後の最後、暗くなるまで物を売ってくれていたコンビニは、こちら。
セブンイレブン
レジも使えないから電卓で計算して蒸し暑い店内を汗だくで対応してる店員さん達に本当に感謝でした。
夜間、飲み物やインスタント食品を店の外に出して売っていた店舗もあった。
②ガソリンは普段からまめに入れとけ
311の時もガソリンスタンドが、めちゃくちゃ混んでて入れられる量も制限されたと母親や友人達から聞いてたけど、今回もそんな状況。
長蛇の列で1000円分だけ入れられた。
夜暑かったから車中でエンジンかけながら泊ってる人も多かった。
携帯も充電できるし、エアコン効いてるからお年寄りや赤ちゃんのいるおうちは熱中症対策になっていいよね。
それには十分なガソリンがあってこそ。
③信号機ってありがてー
赤信号でイラッとなることもあるけど、あれがあるからこそ、みんながスムーズに安全に運転できるんだって気がついた。
大通りの交差点なんて4方向から車が入ってきて東南アジアのような光景。
気をつけて慎重に運転するから、めっちゃ渋滞になるし。
復旧後1番に見てうれしかったのは、まさかの信号の明かりだった!
④テレビやネットの情報がぜんぜん来ない
Twitterで有益な情報が流れてたのを知ったのは、復旧する数時間前。
電波があって充電サービスをしていた図書館に行った時。
今回1番びっくりしたのが、隣町に行ったら普通にスーパーやコンビニがやっている!
街に明かりがついていて、電車が普通に走ってて、サラリーマンや高校生が普通に道を歩いてる!
自分の住んでたエリアとの格差に本当におどろいた。
さっき自動販売機の前でまだ復旧してないエリアに住んでる年配の女性と話してて、隣町はもう普通にスーパー営業してましたよと教えたら、えらくぶったまげてた。
電波のない所に、生の声というか情報が届くようなラジオとか掲示板があったらよかった。
⑥口コミの情報って大事
コンビニで並んでる時とかに何気なく話してたり、近所の人達との話から、〇〇スーパーは全然並ばないで水買えるよとか、〇〇は営業しててエアコン効いてるよって情報がゲットできて正確だった。
災害時のときこそ、コミュニケーションを大切に~。
⑤医療に携わってる全ての人に感謝
運の悪いことに父が足を骨折して入院した夜に、停電。
次の日の昼間に病院に行ったら。
電気がつかず薄暗い病院、エレベーターも動いてない、扇風機のみが動いてて蒸し暑い状態。
そんな中、電気がないのでレントゲン写真も確認できない専門医の先生からの説明。
家に帰っても停電もだけど父は大丈夫なのか不安で不安で涙が止まりませんでした。
が、そのまた次の日に行ってみると病院は完全に復旧。
父は明るくて涼しい部屋でテレビを見ながら、ご機嫌の様子でズッコケたねw
ある意味、足と体の弱ってる父は、入院して、ちゃんとプロの人達に見ててもらえてラッキーだったのかもって思えました。
最悪なコンディションで働いてた病院の人達を見て、改めて感謝です!
⑥友人達からのあたたかいメッセージ
停電が始まって2日と半日にやっとスマホが使え、普段から仲良くしてる友人達のグループチャットで、
大丈夫かな?とかTEPCOの停電復旧計画表を送って心配してくれてるメッセージがたくさん入ってたり。
よかったら家に泊まりにおいでと言ってくれる友人達がいて、心打たれた。(一生忘れないよ~。)
アメリカに住んでる友人達からも心温まるメッセージがきました。
Twitterでもメッセージくれた方、本当にありがとうございまーす。
⑦非常食にレトルトと缶詰
お湯をいれるだけでオッケーのカレーメシ、お湯で温めるだけでできるレトルトの白ごはんとカレー、ツナ缶食べてました。
普段の夕ご飯と変わらないと旦那はんに言われたけど、ならしておいてよかったってことで。
今後の災害時のために用意したいもの
・飲み水段ボール買い
・パンチすると冷たくなる保冷剤
・冬場の災害のために暖を取れるグッズ
・モバイルバッテリー
・車用携帯充電器
・ヘッドライト(手があいて作業しやすそう)
・自家発電機
・娯楽用のボードゲーム、UNO
・いざという時のために、やっぱりキャンピングカーほしいな
最後に
今回の停電、気づきあり感謝ありの経験だった。
まだまだ復旧してない地域がたくさんあります。
市役所に水や飲み物を持って行きましたが、まだまだ食べ物など足りてないみたいです。
早く日常生活に戻れますように。
そして復旧作業をしてくれている方達、地域の皆さん、本当にありがとうございます。